雨の日が続くと、外壁や屋根はこうなります!

目 次
1)梅雨明け後に気をつけたい、見逃しがちな劣化サインと猛暑対策
梅雨が明けると、富山にもいよいよ夏本番がやってきます。
長雨が終わって晴れ間が続くのは嬉しいことですが、実はこの時期、住まいの外壁や屋根が大きなダメージを受けやすいタイミングでもあるのです。
「梅雨明け=安心」ではありません。
むしろ、梅雨の湿気でダメージを受けた建材が、猛暑によって一気に劣化するケースが少なくありません。
今回は、そんな見逃しがちな外壁・屋根の劣化サインと、猛暑が与える影響、そして効果的なリフォーム対策についてご紹介します。

2)梅雨のあとに現れる、外壁の劣化サインとは?
● チョーキング(白い粉)
外壁を手で触ったときに白い粉がつくようであれば、それは「チョーキング」と呼ばれる現象で、塗膜の劣化が進んでいる証拠です。
防水性能が落ちてきており、放置すると外壁そのものが雨水を吸って傷んでしまう恐れがあります。

● ひび割れ(クラック)
細かいひびでも、そこから雨水が浸入してしまえば、外壁の内部構造を腐らせる原因に。
梅雨明けの急な乾燥で、モルタル外壁や経年劣化した塗装面にひびが広がることもよくあります。

● 雨筋(黒い縦スジ汚れ)
外壁に黒っぽい雨筋ができている場合、塗膜の防汚効果が弱まっているサインです。
雨だれによって汚れが定着しやすくなると、見た目にも古びた印象を与えるだけでなく、塗装面の寿命も縮めてしまいます。

3)屋根やシーリング材にもダメージが…
● 屋根の劣化
屋根材は雨と紫外線に常にさらされており、梅雨のあとの強烈な日差しで収縮やひび割れが加速します。
塗装の剥がれや瓦の浮き、金属部分の反りなどが見られると雨漏りリスクが一気に上昇します。

● シーリング(コーキング)のひびや剥がれ
サッシまわりや外壁の継ぎ目を守っているシーリング材も、湿気を吸って柔らかくなったあとに強烈な乾燥にさらされることでひび割れや剥離を起こしやすくなります。
小さなすき間から水が入り、壁内でカビや腐食が進んでしまうことも。

4)梅雨明け後の猛暑が、劣化をさらに悪化させる!
建材は気温と湿度の影響を強く受けます。梅雨のあとの猛暑によって、すでにダメージを受けていた部分が急激に劣化し、以下のような問題が出てくることがあります。
- 外壁や屋根のひび割れ・変形
- 雨漏りの発生
- シーリング材の崩壊
- 塗膜の退色や剥離
- 冷房の効きが悪くなる(断熱性の低下)
室内環境にまで影響が出ることもあり、電気代の上昇や熱中症のリスクにもつながります。

5)では、どんなリフォームが有効?
夏のダメージを抑え、快適な住まいを保つためには、早めのリフォームによる対策がおすすめです。
たとえば…
● 外壁塗装
遮熱効果のある塗料を使用すると、表面温度の上昇を抑え、外壁の保護と冷房効率アップに役立ちます。

● 屋根塗装・葺き替え
断熱性能の高い屋根材への変更や、遮熱塗料での塗り替えにより、室内温度を下げて快適性を向上。

● シーリングの打ち替え
高耐久タイプのコーキング材に更新することで、雨水や湿気の侵入をしっかり防止。

これらのリフォームは、住まいの寿命を延ばし、夏場の光熱費削減にもつながる実用的な対策です。
6)梅雨明けの今こそ、住まいを守る行動を!
梅雨と猛暑のダブルパンチは、外壁や屋根にとって最も過酷な時期です。
劣化のサインは小さな変化から始まりますが、放置してしまうと大きな修繕が必要になることもあります。
「雨筋が気になる」「屋根の色あせが目立つ」「外壁を触ると白い粉がつく」——
そんな症状が出てきたら、このタイミングで一度、専門業者によるチェックを受けてみてはいかがでしょうか?
当社では、富山の気候に合わせた外装リフォームを多数手がけてきました。
無料点検・ご相談も随時承っていますので、お気軽にお問い合わせください。
今年の夏も、安全・快適な住まいで過ごしましょう!
