外壁清掃は自分でもできるのか?注意点や業者が必要なケースを解説!
「外壁の清掃は自分でもできる?」
「外壁清掃の注意点が知りたい!」
「外壁清掃で業者が必要なケースは?」
家の印象を大きく左右する重要な要素である外壁!そんな外壁ですが雨風や紫外線、排気ガスなどにさらされるため、時間とともに汚れやコケ、場合によってはカビが付着してしまいます。そうして汚れた外壁を放置すると、見た目だけではなく外壁の劣化やひび割れの原因にもなり、結果的に大掛かりな修繕費用が発生するケースも珍しくありません。だからこそ外壁の清掃が大切なのですが、「外壁清掃は自分でできるのか?」と疑問を持つ人も少なくないでしょう。
そこで今回は自分で外壁清掃を行う方法や注意点、そして業者が必要なケースについてわかりやすく解説していきます。外壁の汚れで悩んでいる人、外壁清掃を業者に依頼しようか迷っている人なども、ぜひ当ページの内容を参考にしてみてください
目 次
1)外壁清掃を自分で行うための方法
それでは外壁清掃を自分で行うための方法について解説をしていきましょう。具体的な手順について触れていきますので、正しく外壁を清掃するためにも各項目をチェックしてみてください。
・適切な掃除道具を準備
まず外壁清掃のために適切な掃除道具を準備する必要があります。意外と軽視する人もいるのですが、道具選びなどを準備不足のまま始めると汚れを落としきれなかったり、外壁を傷つけてしまうこともあるのです。基本的な掃除道具としては、やわらかいブラシやスポンジ、バケツやホース、そして伸縮ポールなどがあると便利です。

特にブラシは外壁の素材に合わせて選ぶことが重要!サイディングやモルタルなどの繊細な素材には、ナイロン製の柔らかいブラシを使用しましょう。
また手荒れや汚れ防止のためにゴム手袋を、汚水の飛び散り対策として長靴や場合によってはレインウェア(レインコート)も準備しておくと安心です。さらに高い位置の清掃を行う場合は安定感のある脚立を使用して、安全を最優先に作業を進めましょう。これらの道具を事前に揃えておくことで、効率的かつ安全に外壁を清掃することができます。
養生をして水洗いをする
次に掃除を始める前に大切なのが「養生(ようじょう)」についても触れていきましょう。外壁を洗う際には水や汚れが周囲に飛び散ることがあるため、窓や換気口、電気設備や植木などをビニールシートや養生テープでしっかり覆うことが大切です。

特にコンセントやインターホン周りは水がかかると故障の原因になるため、丁寧に保護することが重要なポイント!
そして養生が終わったら、ホースで外壁全体を軽く水洗いします。これは表面のホコリや砂を落とすと同時に、汚れを浮かせて後の洗浄を楽にする下準備になります。上から下へ向かって順番に水をかけることで、汚れの再付着を防げます。
ちなみに強く水を当てすぎると塗装が剥がれることがあるため、ほどよい水圧で全体をムラなく流すようにしましょう。養生と水洗いを丁寧に行うことが、外壁をきれいに保つ第一歩なのです。
目立つ汚れは低刺激な洗剤を使う
最後に目立つ汚れは低刺激な洗剤を使うという点にも触れておきます。軽い汚れは水洗いだけでも対処可能ですが、水洗いだけでは落ちない黒ずみやコケ、排気ガスの汚れには低刺激な中性洗剤を使用すると効果的です。

外壁塗装を傷めないためには、強アルカリ性や酸性の洗剤は避けるのが基本です。ホームセンターなどで販売されている外壁専用の中性洗剤をバケツに薄め、柔らかいブラシやスポンジで優しくこすりましょう。
このときゴシゴシと強く擦ると塗膜を傷つけてしまうことがあるため、円を描くように軽くなでるのがコツです。また洗剤が残るとシミや変色の原因になるため、洗浄後は十分に水で流してください。特にコケやカビが発生しやすい北側の壁面は、定期的な清掃で再発を防ぐことが大切です。
環境にやさしい洗剤を選ぶことで、外壁にも手肌にも優しいメンテナンスが可能になる!これも外壁洗浄をする上で大切なポイントですので、ぜひ覚えておいてください。
【補足】高圧洗浄機の使用には注意が必要
補足として高圧洗浄機の使用についても触れていきましょう。外壁清掃で人気のある高圧洗浄機は、確かに短時間で汚れを落とせる便利な機械です。しかし使い方を誤ると外壁を傷めたり、塗装を剥がしてしまうリスクがあります。特に築年数が経過している住宅や、塗装の劣化が進んでいる場合は注意が必要です。水圧が強すぎると外壁の内部にまで水が浸入し、カビや雨漏りの原因になることもあるのです。

このように素人が高圧洗浄機を使うのはリスクがあるため、もし使用する場合は水圧を最小に設定して、外壁から30cm以上離して噴射するのが安全です。また目立たない箇所で試してから全体に使うと安心ですので、いきなり外壁の目立つ場所をぶっつけ本番で洗浄しないようにするのが良いでしょう。
ちなみに高圧洗浄機が必要なレベルの外壁の汚れは、無理に自分で作業するのではなく専門業者に依頼する選択肢もオススメです。そこまでの外壁清掃を自分で行うと必要な時間や労力、そしてケガのリスクなどもあるため、無理をせずに業者に相談をして対応をしてもらうのが良いでしょう。
2)自分で外壁清掃を行う場合の注意点
ここからは自分で外壁清掃を行う場合の注意点について触れていきます。ちょっとした汚れであれば自身でも行うことは可能ですが、気をつけるべきポイントがいくつかありますので、それらを知った上で取り組んでみてはどうでしょうか。
風のない晴れた日がベスト
まず自分で外壁清掃を行う場合、風がなく晴れている日を選ぶのが理想的です。仮に強風の日に作業をすると水や洗剤が思わぬ方向に飛び散り、近隣住宅の外壁やお庭、植木や窓ガラスなどを汚してしまう恐れがあります。※また砂埃が舞うことで再び汚れが付着してしまい、せっかくの清掃効果が半減してしまう懸念もあります。
さらに雨天時の外壁清掃も避けるべきだと言えるでしょう。この場合は雨で洗剤が流れ落ちてしまい、十分な洗浄効果が得ることが難しいです。他にも作業中に足場が滑りやすくなるため、安全面でもリスクが高まります。
ちなみに最も外壁清掃に適した条件は、晴れていて風が穏やかな15〜25℃程度の日です。このような気候では作業がしやすく、外壁や洗剤の乾きもスムーズなメリットがあります。
外壁清掃を自分で行う場合、スケジュールの問題もあるためそこまで徹底して天候が良い日を選ぶことは難しいかもしれませんが、安全性と仕上がりを両立するためには風のない晴れた日をできれば選ぶのが良いという点を覚えておいてください。
高所での作業は控える
次に自分で外壁清掃を行う場合、高所での作業は控えるべきという点にも触れておきます。ここまでの項目でも何度か触れてきましたが、高所での外壁清掃はリスクが伴います。
どうしても外壁の上部や2階部分の汚れが気になることもありますが、脚立やはしごを使って無理に清掃を行うと転倒や落下のリスクは避けられません。特に清掃中の濡れた外壁や地面は滑りやすく、少しの油断が大事故につながることもあります。

また片手で道具を持ちながらの作業はバランスを崩しやすく、非常に危険です。どうしても高い場所を清掃したい場合は、長柄のブラシや伸縮ポールを活用して「地上から安全に作業できる範囲」にとどめましょう。※市販の外壁クリーナーの中には、スプレー式で高所まで届くタイプもあるため、そうした便利アイテムを取り入れるのもおすすめです。
もし2階以上の外壁や屋根近くの汚れが気になる場合は、無理をせず専門業者に依頼することをおすすめします。万が一のことを考えた場合、安全を優先することが結果的に最もコストパフォーマンスの高い選択となることを覚えておきましょう。
素人の強い洗剤使用は厳禁
最後に素人の強い洗剤使用は厳禁という点に触れていきます。自分で外壁をきれいにしようとすると「強力な洗剤を使えばすぐ落ちる」と考えてしまいがちですが、これは大きな落とし穴です。
強アルカリ性や酸性の洗剤は確かに洗浄力がありますが、外壁の塗膜を傷めたり、変色・剥離を引き起こす原因になります。また洗剤が流れ落ちた際に植物や排水管へ悪影響を与えることもあるのです。
個人で外壁清掃をする場合は、必ず「中性洗剤」または「外壁専用の低刺激クリーナー」を選びましょう。
そして洗剤を使う際は原液ではなく水で薄め、目立たない箇所で試してから全体に使用するのが安全です。強力な洗剤を安易に選ばず、外壁に優しいアイテムを選ぶ、これが見落としがちですが非常に大切なポイントだと覚えておきましょう。
3)外壁清掃で業者が必要なケースとは?
ここで迷っている人へ向けて、外壁清掃で業者が必要なケースについて、改めて解説をしていきます。外壁清掃は自分でもある程度行えますが、状況によっては専門業者に依頼すべきケースもあるのです。
まず2階以上の高所作業が必要な場合は、安全面の観点からプロに任せるのが賢明だと言えるでしょう。高所では転倒や落下のリスクが高く、一般的な脚立や家庭用道具では対応が難しいためです。
また外壁にカビやコケが深く根を張っている場合や、塗装の劣化・剥がれが見られる場合も、自己判断で洗浄すると塗膜を傷つけるリスクがあります。そんな場合には外壁材や塗装の種類を見極めたうえで、最適な洗浄方法を選べる専門業者に相談しましょう。

他にも雨染みや排気ガスによる黒ずみなど、頑固な汚れが広範囲に及ぶ場合、これも専門業者による高圧洗浄や薬剤洗浄が効果的です。
プロの機材は家庭用とは水圧や洗剤の浸透力がまったく異なり、外壁の状態に応じて圧力や角度を細かく調整できます。場合によっては作業後の防汚コーティングや再発防止処理など、適切な提案やアドバイスを受けることができるのも大きなメリットです。
無理に自分で作業して外壁を傷めてしまうより、必要に応じて業者を利用する、これが結果的にコストを抑えて家の寿命を延ばすことにつながります。こういったケースに当てはまる場合、また自身での外壁清掃に不安を感じる場合には、無理をせずに専門業者への依頼をすることをおすすめします。
4)外壁清掃でお悩みなら弊社までおまかせ
今回は外壁清掃を自分で行う場合の方法や注意点、そして業者が必要なケースについて解説をしてきました。外壁清掃は、正しい知識と方法を知っておけば自分でもある程度の対応は可能です。しかし汚れの種類や外壁の劣化状況によっては、無理に清掃すると塗膜を傷つけたり防水性を損ねるリスクもあります。だからこそ高所作業が伴う場合、カビ・コケが広範囲に広がっている場合などは、自分で無理に外壁清掃を行わずに専門業者への依頼が安心安全な選択肢と言えるでしょう。

※プロの業者であれば外壁材に適した洗浄方法を見極め、必要に応じて補修やコーティングまで一括対応も視野に入れることができます。
もちろん富山・石川のリフォーム会社として多くの方に選ばれる弊社「オレンジホーム」でも、外壁の清掃は可能です!長年メンテナンスをしていない住宅の場合、見た目の美しさだけでなく建物の寿命を守る意味でも本格的なメンテンナンスが必要です。
外壁清掃は「家の健康診断」とも言える大切な作業でもあります!個人で清掃できる範囲、DIYの延長で取り組める範囲を明確に把握しつつ、個人での対応が難しい場合には専門業者へ依頼をして長く快適に暮らせる住まいを保ちましょう。もし富山・石川で外壁清掃に強い業者選びでお悩みの方は、気軽に弊社までご相談ください。

