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水害対策に有効なリフォームは?

雨の多い日本では、毎年のようにどこかで水害が起こり、人々の生活に大きな影響を及ぼしています。

今年も能登の豪雨をはじめ、記録的な大雨による水害が各地で発生しました。被災された皆様には、心よりお見舞い申し上げます。

水害は予測が難しく、いつどこで発生するかわかりません。そのため、大切な家族を守るための事前の備えとして、住宅のリフォームを考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

水害対策にはリフォームの他、日常で行える取り組みなど、さまざまな方法があります。

今回は、水害対策におけるポイントや実践できる対策について詳しくご紹介します


1)水害対策に有効なリフォームは?

ここでは、水害対策に有効なリフォームとはどんなものか説明します。

1-1. 豪雨に強い家づくり

豪雨に強い家づくりには、強度の高い雨どいの設置が効果的です。おすすめは、スチール製や高耐候性素材を使用した雨どいです。

雨どいの役割は、降った雨を集めて排水すること。雨どいを強化することによって雨水の排水がスムーズになり、建物への浸水リスクを軽減できます。

他に、軒やひさしを設置するのも良いでしょう。
そして定期的に掃除を行い、排水が妨げられないようにメンテナンスをしっかり行うことも重要です。

1-2. 窓を強化する

窓からの浸水を防ぐために複層ガラスへの交換、雨戸やシャッターを取り付けるのが効果的です。

複層ガラスにすることで豪雨の際でも窓からの浸水を防ぎやすくなります。

複層ガラスとは、2枚のガラスを組み合わせて作った窓ガラスのことで、断熱性や防犯性が高く、結露や紫外線も防いでくれます。

また雨戸やシャッターがあれば、暴風を伴う大雨の時も、物が飛んできて窓が割れるのを防ぐことができるので更に安心して過ごすことができるでしょう。

1-3. 屋根の下にルーフィング

屋根の下に防水シートであるルーフィングを敷く方法も効果的です。

ルーフィングは、豪雨による雨もりが発生した場合に屋内への浸水を防ぐための防御策となります。

雨は最初に屋根に降り注ぐため、日頃から雨漏りがしないようにメンテナンスを心掛けると良いでしょう。

同様に外壁も防水効果が高い壁材を使う、外壁の塗料を防水性の高いものに塗り替える、などの対策を行うと安心です。

1-4. 定期点検やメンテナンスも大事

水害はいつ発生するか分かりません。

雨水や水害に強い建物を維持するために、外壁や屋根の定期点検やメンテナンスを怠らないようにしましょう。
安心して暮らせる住まいを維持するためには、定期的な点検とメンテナンスが欠かせません。一般的には、外壁や屋根のメンテナンスや塗り替えは10年に一度が目安とされています。

劣化の兆候や気になる箇所が見つかった場合は、リフォームの専門業者に早めに相談しましょう。

2)水害にあってしまった際の注意点

ここでは、水害にあってしまった際に注意する点をいくつか説明します。

2-1. まずは落ち着くこと

水害の被害に遭ったときは、まずは落ち着くことが大切です。
まだ避難できる余裕があるときは迅速に避難場所に向かいましょう。建物内に留まる時はなるべく上層階に避難します。
用水路や河川の様子を見に行くなどの危険行為は避けて下さい。

水害によって自宅が浸水してしまうと、どうしていいか分からず途方に暮れてしまうと思います。
しかし冷静な判断をするためにも、まずは心を落ち着けて被害の状況を確認しながら、これからの生活の見通しを立てましょう。

修理が必要な場合は、家が住めるようになるまでの間、どこで過ごすか仮住まいのことも考えておかなければならないでしょう。

2-2. 被害状況を必ず写真に残す

水害に遭った際は、片付けを始める前に被害状況を写真に撮っておくと良いです。

どのくらいの深さまで浸水して、どのような被害が発生したかを、写真で残しておくと市町村での罹災証明の取得に役立ちます。

罹災証明は、自然災害や火災による被害を受けた際に、各種申請や手続きを行うために必要な証明書です。

また、保険金の請求にも被災状況を示す写真が必要になることがあります。家具や家電などの家財の被害を補償して貰うためにも、掃除したり動かしたりする前に室内外の状態をしっかり撮影しておいて下さい。

保険会社の現場確認を終えるまで、自己判断でのリフォームはしない方が良いです。

2-3. 復旧前に確認すべきこと

復旧作業を始める前に、電気(ブレーカー)、水道、ガスなどのライフラインについて確認しておくことが大切です。

【 電気(ブレーカー)
通電火災が発生する恐れがあるため、ブレーカーを上げる際には要注意です。電化製品、設備とその配線のどこかが浸水・損傷している状態ではないか、配線や機器に可燃物がくっついている状態になっていないかを事前によく確認してから、ブレーカーを上げて電源を入れましょう。復旧の際には電力会社に相談すると安心です。

【 水 道 】
水道については、水害後は配管の中に土砂などの異物が入り込んでいることがあるため、最初に屋外水栓を使うことがおすすめです。

まずはゆっくり水を出し、淀みなく吐水しているか、異音がないかを確認してから水栓を大きく開いて、異物がなくなるまでしばらく水を出しっぱなしにしてから水を使いましょう。

浄化槽を使っている場合は、トイレやお風呂を使う前に点検を行い、井戸水を使っている場合は水質検査が終わるまで飲まないようにしましょう。

【 ガ ス
プロパンガスのボンベが動いてしまった場合は、復旧前にガス会社に連絡し点検をお願いしましょう。

3)まとめ

安心して暮らし続けるために、建物のリフォームによる水害対策はとても有効な手段であるということがお分かり頂けたかと思います。

日本では、毎年のように水害が発生しており、普段から水害対策を意識して生活することが重要です。台風や豪雨をコントロールすることはできませんが、被害を最小限に防ぐことは可能です。

日頃から定期的に、屋根や外壁にヒビなどの不具合がないか、雨どいや排水路に落ち葉や砂が詰まっていないか、確認してください。

家族でハザードマップを確認して避難場所を決めておく、非常用品を準備しておくなどの事前の対策を取ることで、より安心した暮らしを送りましょう。



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