水回りのリフォーム費用と期間の目安
家族全員が毎日使うキッチン、浴室、トイレ、洗面所などの水回り設備は、安全で清潔に過ごすためにとても重要です。
今回は、水回りのリフォームにかかる費用や、工事期間の目安、費用を抑えるコツについてご紹介します。
目 次
1)費用の相場
水回りのリフォーム費用について詳しく説明します。
キッチンのリフォーム費用
・50万~150万円
水栓やコンロ、レンジフードの交換、または対面キッチンへのレイアウト変更など、リフォーム内容に応じて費用が大きく増減する点を押さえておきましょう。
浴室のリフォーム費用
・60万~150万円
ユニットバスは断熱性や気密性に優れ、施工期間も短いため、リフォーム費用を抑えやすいのが特徴です。
最近は在来浴室をユニットバスに交換するリフォームが主流になっています。
トイレのリフォーム費用
・10万~50万円
工事費のほかに、設置する便器や便座の価格、その他の設備によって費用が変わります。便器本体や便座の交換のみであれば、それほど費用はかかりません。 和式トイレを洋式トイレに変更する場合は、費用が高くなることが多いです。
洗面所のリフォーム費用
・10万~40万円
工事の内容や洗面台のグレードによって費用が変動します。洗面台の位置を移動する場合や、配管工事、電気工事が発生すると費用がかかります。
2)工事期間の目安
キッチンのリフォーム工事期間
・2~6日間
壁や床の張り替えが含まれる場合は、通常よりも工事が長くなる可能性があります。また、キッチンのレイアウト変更を行う場合、さらに時間がかかります。
例えば、壁付けキッチンを対面式に変更する場合は、工期に余裕を持って計画することをおすすめします。
浴室のリフォーム工事期間
・2~6日
古いユニットバスを新しいものに交換するリフォームはすぐに完了することが多いですが、従来の浴室からユニットバスへの変更する場合は時間がかかります。
トイレのリフォーム工事期間
・1~3日間
便器の交換や壁・床の張り替えのみであれば、作業は半日から1日で完了します。
和式トイレから洋式トイレへの交換のような大規模工事の場合は、3日以上かかることもあります。給排水管や電気配線工事が必要な場合も、工期が長くなる可能性があります。
洗面所のリフォーム工事期間
・1~4日
洗面化粧台の交換だけであれば半日程度で済みますが、壁や床の張り替えや洗面化粧台の位置を変える工事では、数日かかることがあります。
3)費用を抑えるコツ
設備のグレードを下げる
水回りの設備はさまざまなメーカーから提供されており、種類やグレードも豊富です。 オプションや素材によって価格は大きく変動するため、必要な機能やグレードを見極めることが大切です。
基本的な機能に問題がない場合は、グレードを下げることでコストを抑えることができます。
補助金や助成金を利用する
リフォームの内容や条件に応じて、公的補助金や助成金を利用できる可能性があります。
事前に該当するかどうかを確認することをおすすめします。
- 子育てエコホーム支援事業
この補助金は、国土交通省が主導する事業で「住宅の省エネ改修を支援し、2050年カーボンニュートラルの実現」を目指しています。
名前に「子育て」とありますが、リフォーム工事を行うすべての方が対象です。ただし、18歳未満の子どもがいる「子育て世帯」や、夫婦のどちらかが39歳未満の「若者夫婦世帯」は、補助金の上限が上がります。
節水型トイレや高断熱浴槽、節湯水栓などの水回り製品が対象となるため、水回りリフォームを検討する際は確認しておきましょう。
- 介護保険における住宅改修
在宅介護を目的とした住宅改修では、特定のリフォームに介護保険が適用される場合があります。
水回りのリフォームでは、和式トイレを介護目的で洋式トイレに変更する際に利用できる可能性があります。
- 長期優良住宅化リフォーム推進事業
住宅の耐震性や劣化防止、省エネルギー対策を目的に「長期優良住宅」へのリフォームを推進する制度です。補助金を受けるには、住宅の性能に関する基準を満たす必要があり、長期優良住宅の認定を受けると100万~200万円の補助金が支給されます。
- 地方自治体独自の補助金・助成金
市町村によっては、独自の補助金制度が用意されていることがあります。 住んでいる地域の制度を調べて、活用できるか確認してみましょう。
水回りをまとめてリフォーム
水回りのリフォームは、複数箇所をまとめて行う方が、個別にリフォームするよりも費用が安くなります。「水回り4点セット」といったプランは、キッチン・浴室・トイレ・洗面所をまとめてリフォームすることで費用を抑えられます。住まい全体の水回りを一新したいという方におすすめです。
- 水回り4点セットの費用
100万円~300万円
セットプランは、キッチン・浴室・トイレ・洗面所をまとめてリフォームするため費用を抑えられますが、工事の内容や選ぶ設備のグレードによっては、追加費用が発生する場合があります。
4)まとめ
水回り設備の耐用年数はおよそ10〜20年とされています。耐用年数を過ぎて使用すると故障のリスクが高まるため、適切な時期に交換することをおすすめします。
そのまま使い続けることで、水漏れの原因となり、水濡れによって建物内部にカビが発生する可能性も考えられます。水回りの問題を放置すると、建物全体が悪くなることにもなりかねません。
定期メンテナンスとリフォームを行い、常に安全な状態を保つことが大切です。
「オレンジホーム」は、富山、石川、福井で住宅施工を行っているリフォーム会社です。水回りのリフォーム実績が多数あり、補助金の申請サポートも行っています。水回りでお困りの際は、オレンジホームにご相談ください。
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